忘れた

でも奈緒は夢のある高校生で、自分は落ちこぼれのフリーターだ。


年齢的にも釣り合わない。


だけど、俺は奈緒を諦められなかった。


家まで行くと、奈緒の弟が暴れていた。俺は何とかしたいと思った。


その場の勢いで奈緒の頬にキスをしてしまい、後でめちゃくちゃ恥ずかしくなった。


奈緒の弟には、付き合ってると言っておいた方がいいと思った。


奈緒の後ろには俺がいるという脅しのつもりだったが、逆に慕われることになってしまった。


けれど。それはそれで構わないと思った。


次に会ったとき、俺は奈緒に友達だと言われ、胸がズキンと痛んだ。


そして、奈緒と一緒にバレーをした。


久しぶりにやりたいだろうと思ったからだ。


奈緒は俺の下手さに怒り出すかと思いきや、丁寧に指導し始めた。


そのとき、体が触れてドキドキしっぱなしの俺は、バレーどころじゃなかったんだ。