忘れた

「ちょっとちょっと、どういうこと?」


こっち、と紹介された金井さんが舞花に詰め寄る。


髪は肩にかかるくらいで、天然でふわふわした印象の子だ。


「今日からあたしたちと奈緒は、親友だよッ」


エヘンと胸を張る舞花。


「いきなりどうしたの? 何があった?」


そう聞くのは、そっち、と紹介された結城さん。


あたしと同じくらいのロングヘアで脚がすらっと細くて、運動神経抜群の女の子だ。


「朝ちょっと喋っただけ。でもさ、これから仲良しになればいいじゃん?」


「東さんが、喋った…?」


3人は目を丸くしてあたしを見た。


「ごめんね、迷惑だったら言って。仲良しグループにあたしが入るなんて、気まずいでしょ」


なんて、つい弱腰になるあたし。


ところが。