『どーして嫌いになった私のことを心配したりするの!?思わせぶりの態度なんてとらないで!!!』 さっき言われた莉子ちゃんの言葉が俺の胸を刺した。 ガッチリ掴んでいたはずの莉子ちゃんの腕はもう離れて、走り去る莉子ちゃんの後ろ姿だけが見える。 「………思わせぶりの態度なんて……ドッチがしてんだよ!!」 ―ガシャン すぐ近くにあった金網にヤツあたりをした。