そう言ってからしばらく歩いたところ、佐伯の家があった。
古民家風だ。
「ただいま〜!あ、夏木は先に風呂場行け!!この廊下に沿って歩いて行けばあるから!!」
「うん。お邪魔します…」
おじいちゃんの家みたいだ。
キッチンらしきところの前を通ったとき、肉じゃがを煮る匂いがした。
やばい、お腹すく。この匂い……
佐伯の言った通り、廊下の先にはお風呂場があった。
タオルとか借りていいのかな??
―コンコン
「え。はい?」
「お兄ちゃんがコレ渡してこいって」
そう言って差し出されたのは恐らく佐伯の服なんだろう。
ソレを持ってきた女の子は私よりも1つ年下くらいだ。
綺麗な黒髪で、色白で目がクリッとしてる。
