照らす光







最近の先輩と私の間には、なんだか距離があって前のように話したりすることがなくなっていた。










でもその代わり、佐伯がずっと側にいるようになった。








「お前そのままで帰るのは危険だよ。ちょっと俺んち寄ってけ」









そう言うのも無理はない。












なんせ雨の中を走ったものだから、制服は見事に透けてしまっている。











でもここから家までは、まだ距離がある。









佐伯の言葉に甘えておこう。








「ごめん、寄らせて」