「覚えとけってちゃんとお前に言ったよな??何ちゃっかり近づいてんだよ」 通りすがりの者たちはチラチラ先輩を見ながら、過ぎていく。 このままじゃヤバイ。 「先輩、先輩!!」 先輩の腕を掴んで違うところに移動しようとするけど、私の手を振りほどく先輩。 「航汰、やめとけ。何があったのか知らないけど、お前が悪者になるだろーが」 ペシッと先輩の頭を軽くチョップして二人を離したこの人。 すごい…………今だと英雄だ。