その輝良の言葉にハッとする。

そうだ。
もうあと4ヶ月後には、輝良とこうして放課後会えなくなる。

4ヶ月後といったって、2月頃には既に自由登校になるんじゃなかったっけ。
そうしたら、あと何回学校に来て、放課後天文部に来れるだろうか。


ヒヤリと冷たい汗が背中を伝っていく。


急に現実を見せられた気がして私は手が震えた。



寂しい。会えなくなるなんて、寂しいすぎるよ。



「…空?どうしたの?」
「あ、いや…。その、私今日はもう帰るよ」
「え、空?」

バタバタと身支度をして、私は部屋を飛び出した。