正直な所、私は大して星に興味がなかったけれど、これで放課後も輝良と一緒にいられるのならと浮かれていた。


実際、部活動としては2人で夜の天文台に行って星を眺めたり、流星群を屋上で見たりもした。


そして私も輝良と過ごすうちに、星に興味を持ち初めて、今では自分の天体望遠鏡を持っているほどだ。きっかけがなんであれ、私は立派な天文部の部員になっていた。

新入生も来年から入ると言う話を顧問から聞いた。私の当初の目的も果たされたのだ。