「懐かしい人に会えて、良かったですね」
外出が出来なくなっとて、友達とも会えなくなったと悲しそうにしていた小林さんを知っているから。
小林さんの楽しげな様子が嬉しくてつい頬が綻んだ。
「...っ」
スーパーのお兄さんが、息をつめて口許を手でおおう。
日光の加減か、色白な頬が僅かに赤くみえた。
「...??どうかしました...?」
「いや!!な、何でもないんです。お仕事中に、引き留めてすみませんでした」
「いえ...小林さんも楽しそうで。良かったです。じゃあ、行きましょうか」
「そうね!!時間制限があるからね」
「時間制限??」
