「そんなわけない! 嬉しかったよ!ものすごく!」 でも、恥ずかしすぎるんだよ。 あと、高橋くんのことは部活の後輩としか 見たことがなかったから まだ…… なんだか泣きそうになってきた。 「まじか!」 涙ちょちょ切れそう! なんて思っていると、なんでか 高橋くんの嬉しそうな声が聞こえてきて、 少しだけ顔をあげた。 少しだけ見えた高橋くんの笑顔。 なんで、嬉しそうなんだろう…。 わからない疑問に、若干小首を 傾げていると。