うっうぅぅー、
ふぇー、やだよぉぉー

保健室の中から泣き声が聞こえた。

がらっ
「なゆー、さぼりだろ、おまえ」
「ゆうき?」
「おー、一人でさぼるより二人のほうがよくね?」
「まぁねwてか!さぼりじゃないし!」

なゆの声は震えてた。
これ以上、突っ込んじゃいけないと思った。


「そーかそーかwじゃー俺、帰るわ。なゆ、辛いときは辛いって言わなきゃだめだぞ。」

俺はそれだけ言って、なゆを置いて出てきてしまった。