司会者の進行により、生徒会長立候補者から次々と演説を始めていった。

会計長立候補者の演説が終わり、次は私の番だ。

真帆がまず、推薦者として読み上げる。

それから私が演説するのだ。


心臓は緊張をほぐすことを知らない。

真帆は演説を終え、私はマイクに向かった。