笑顔でさよならを

だけど、心の中では……


さっき、嫌いになったかを聞いた時、繭花は首を横に振ってくれた。


って事は、俺の事を嫌いになったってわけではない。


本当にアメリカで、一人、頑張りたい


その理由が一番なんだと思う。


だから、繭花の別れたいという気持ちは受け入れるけど、俺は日本で繭花を待つ。


だって、繭花以上に好きになる人なんて、もう、きっと現れない。


俺は繭花が好き。


その気持ちは変わらない。


“別れたのに待っている”


なんて諦めが悪いと言われるだろう。


だけど、繭花への想いは、そう簡単に諦められる気持ちじゃない。


今は、俺の事を嫌いじゃなかったとしても、1年後、繭花は俺の事なんて忘れているかもしれない。


それでもいいんだ。


俺は繭花が帰ってくるのを待っている。


繭花……


頑張ってこいよ!



【End】