笑顔でさよならを

「私、もうすぐ留学するでしょ?アメリカに行ったら、自分の事ばかりで、蒼大の事、放ったらかしにしてしまうと思うの。
でも……、放ったらかしにしながらも、離れている間に、蒼大に言い寄ってくる女の人がいたらどうしよう、とか気になるし、不安になるし……。でも、それって、私、勝手だし……」

「いいよ。俺の事、放っておいても。繭花はアメリカで勉強を一生懸命頑張ったらいい。
それに、俺には繭花がいるのに他の女の所に行く気なんて、全くないよ。俺は日本で繭花の事、待ってるから」


蒼大は笑顔でそう言ってくれる。


だけど


「ダメなの!」


私は力強く言う。