笑顔でさよならを

そして、蒼大さんは私をまっすぐ見つめ……


「繭花ちゃんが好きだ。だから、俺と付き合って欲しい」


私は蒼大さんの気持ちが嬉しかった。


“私も好き!”


すぐにでもそう言いたかったのに、ドキドキし過ぎて言葉にならない。


こんな気持ち、初めて……


「断ってくれていいんだ。繭花ちゃんの気持ちを聞かせて欲しい」


黙っている私を見て、蒼大さんは言う。


私はドキドキし過ぎて言葉が出て来なかったけど、蒼大さんは気持ちを正直に話してくれている。


だから、私も……


「私も蒼大さんが好き」


そう言うと、私は両手を蒼大さんの背中に回し、抱き着く。