笑顔でさよならを

「そ、それ……、本当?」


私は信じられなかった。


だって、私はずっと“友達の妹”そう思われているって思っていたから。


「本当だよ」


そう言って、蒼大さんは繋いでいる右手をグイッと引っ張り抱きしめる。


「ほら、俺の心臓。こんなにドキドキしているだろ?」


抱きしめられると蒼大さんの胸の位置に私の顔がある。


蒼大さんは自分の胸に私の耳をあてる。


「うん」


私の心臓もすごく早く動いているけど、蒼大さんの心臓も、私と同じくらいの早さで動いている。