笑顔でさよならを

だけど、私は充に触れられるのが嫌だった。


だって、今日はもうすぐ蒼大さんが来る。


充に触れられた瞬間、


“蒼大さんに見られたくない”


そう思ったんだ。


「あっ……、ごめん」


そして、気まずくなった私は


「じゃ、じゃぁね」


そう言って、家の中へ。


今、絶対ヘンに思ったよね?


っていうか、私、何でこんなに蒼大さんの事を気にしているんだろう……