Kiss&Love

浅岡先輩の…好きな人?



美人だ!気が強い!



「失礼な事言うのやめてくれません?お邪魔でしたら伊勢原先輩の部屋か、個室に行きますが。」

チラリと浅岡先輩を見て、言った。

「行くなら早く行ってくれない?迷惑なのよ。諒と二人きりでいたいし」

「そうですか!では失礼致しました!ごゆっくり一晩お過ごしを!」

あたしが玄関へ向かう

誰かに手を掴まれる



「バカ!行くな!行くなら俺も行く!」


あたしは瞬きを何度もした


この人は本当に浅岡諒なのだろうか



手を掴んだのは、浅岡諒だったのか



「諒!その子が一人で個室へ行きたいと言うなら、貴方は行かなくていいのよ」

「うっさい!黙れ」

「諒ったら「未紗。俺はお前と一緒が良い。これでも戻るつもりはないのか」


内心、嬉しかった



でもこれ以上成沢と一緒にいたくない


浅岡先輩の手を振り払ってあたしは部屋を飛び出した

部屋番号表というのを見て、伊勢原隼人の名前を探す

123号室だ。あたしは123号室に走る



浅岡諒はなぜあたしを引き留めたのだろう




123号室に辿り着く。


ドアノブにかかった木製のネームプレートには 伊勢原 羽野 と刻まれている



────コンコン


ノック音が廊下に響く

───ガチャ

「…未紗ちゃん?」


ノックをしてドアが開くまでわずか一分程だったが、そのわずかが私にとっては長く感じた



「先輩、泊まらせてもらっていいですか?」

「え?別にいいけど…諒となんかあったの?」

「成沢さんっていう人が来てて…」

「…成沢美里?」

「え?なんで…」


なんで…名前まで知ってるんだ?

「ここで立ち話もなんだから中入ろうか」

遠慮なく入らせてもらった