Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



その後もゆっくり出来るのかと思っていたのに、皆で慌しく向かった先は羽田空港だった。

考えてみたら、イギリスでは明日二日から全て通常通りに戻って学校や仕事が始まるから、マーク兄さん達も今日イギリスに戻らなければ明日の仕事に間に合わないのだ。

ビジネスジェットの専用ゲートを潜ったVIPルームでは


「二人とも、気をつけて」


「修も。久しぶりの日本を堪能できて楽しかったよ」


「また、ゆっくりおいで」


「そうさせてもらうよ」


マーク兄さんと修さんが、別れを惜しんで会話を交わしていて。


「まぁ、アル君は直ぐに戻ってくるもんね」


「お前ね……、俺も一応大学生だし、そんなに暇じゃないんだぞ」


「えー? その割には、結構な頻度で日本に来てるじゃん」


「……………………」


アル兄さんと慧さんも、楽しそうに話していた。