Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「お前が考えているようなことにはならない」って……

このお方は、人の思考を読む能力でもあるのだろうか?


「何だ」


「何でもありません……」


人間離れした能力をお持ちになる大魔王様にじろりと睨まれて、大人しく椅子に腰を落としたけれど……

魁君の行動が気になって仕方がない俺は、体を捩って様子を伺う。


マークさんの言ったとおり、魁君が乗り込んで行くことはなくて。

女性のフロントスタッフに声をかけて、一緒に向かって行く。


あぁ、魁君が犯罪者にならなくて良かった……。

マークさんはああ言ってたけど、マリアちゃん命の魁君なら女性のRest roomにだって平気で飛び込んで行っちゃいそうな気がする。

……ってか、少なくとも此処にいる三人は、間違いなく飛び込んで行くよね?

魁君をはじめ、マークさんやアル君の溺愛っぷりを見ていれば、安易に想像ができてしまう。