「お前が考えているようなことにはならない」って……
このお方は、人の思考を読む能力でもあるのだろうか?
「何だ」
「何でもありません……」
人間離れした能力をお持ちになる大魔王様にじろりと睨まれて、大人しく椅子に腰を落としたけれど……
魁君の行動が気になって仕方がない俺は、体を捩って様子を伺う。
マークさんの言ったとおり、魁君が乗り込んで行くことはなくて。
女性のフロントスタッフに声をかけて、一緒に向かって行く。
あぁ、魁君が犯罪者にならなくて良かった……。
マークさんはああ言ってたけど、マリアちゃん命の魁君なら女性のRest roomにだって平気で飛び込んで行っちゃいそうな気がする。
……ってか、少なくとも此処にいる三人は、間違いなく飛び込んで行くよね?
魁君をはじめ、マークさんやアル君の溺愛っぷりを見ていれば、安易に想像ができてしまう。


