Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



ん? あの写真?

何の事だろう……。


外人って、変装していない時の私のことだよね?

何でそんな写真を目の前の彼女が見ていたのかと、思考を巡らせていれば……


「は? あの外人って……まさか!!」


美代さんの言葉に、驚くほど鋭く反応した総長さん。

後ろからカツカツと足早に近づいて来たヒールの音がぴたりと止まったと思ったら、がしりと肩を掴まれた。


「ちょっと、あんた!」


「わっ!?」


鬼気迫る迫力で強引に肩を引かれた私は、その勢いで振り向いた。


───え?

彼女が、暴走族の総長!?


総長と呼ばれた人物の顔を認識した私は、驚きで思考が停止した。

だって、この人は……。



「…………っ!!」


その目の前の彼女も、私の顔を見るなり目を見開いて



「マリア・ウィンザー……」


私の名前を呟いた。