Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「……で、さっきからそこで突っ立ってる女は何なの? 美代の知り合い?」


当然、女の子の前に立っている私に気づかないはずもなく……

目の前の美代さんと呼ばれた彼女に、疑問を投げ掛けた総長さん。


「え? あ、いや……」


その美代さんは、返答に困って口篭る。

そりゃそうだ。
目の前の彼女は、たった今お手洗いに入って来たばかりで、私の事なんて知っているはずも無いのだから。


だけど……


「違うの?」


「知り合いじゃないですけど、この女って……」


訝しげに聞いてくる総長さんに答える美代さんは


「あの写真に写ってた外人だと思うんですけど……」


明らかに私を知っているかのような言い方をしながら、ちらりと私に視線を向けてくる。