「……で、さっきからそこで突っ立ってる女は何なの? 美代の知り合い?」
当然、女の子の前に立っている私に気づかないはずもなく……
目の前の美代さんと呼ばれた彼女に、疑問を投げ掛けた総長さん。
「え? あ、いや……」
その美代さんは、返答に困って口篭る。
そりゃそうだ。
目の前の彼女は、たった今お手洗いに入って来たばかりで、私の事なんて知っているはずも無いのだから。
だけど……
「違うの?」
「知り合いじゃないですけど、この女って……」
訝しげに聞いてくる総長さんに答える美代さんは
「あの写真に写ってた外人だと思うんですけど……」
明らかに私を知っているかのような言い方をしながら、ちらりと私に視線を向けてくる。


