Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「あ?」


不自然に動きを止めた私の顔を訝しげに見ると


「あっ……!」


口をあんぐりと開けて固まった女の子。


「あっ!」って……

その反応は、何ですかね?

まるで、お化けでも見ちゃったかのように目を見開いていて。


「…………?」


その表情の意味が分からない私は、首を傾げてしまう。

そんな私の後ろからは


「外では、その呼び方やめろって言ってるだろ!」


私の独り言をばっちり聞いていたであろう総長と呼ばれていた人が、声を荒げながら近づいてくる。


「あ、すみません。ついクセで……」


ハッとして、慌てて総長さんに視線を移したけれど


「さっきから、ブツブツとうるせぇんだよ」


「え? さっき?」


覚えのない事で文句を言われて、首を傾げる女の子。


すみません。

それは彼女ではなく、私の独り言なんです……。