Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



───え?


誰か入ってたの!?


この数分間は、物音一つせずに静まり返っていた空間。

誰も居ないと思っていたこの場には、どうやら先客がいたらしく……

今初めて、その存在に気がついた。


もしかしなくても私の独り言、全部聞こえてたよね?


あれを聞かれていたかと思うと、顔を合わせるのが恥ずかしくて。

中の人が姿を現す前に、慌てて出口に向かったのに……

一歩遅かった。


私が辿り着く前に、勝手に開いた入り口のドア。

その向こう側に立っていたのは、私と同い年くらいの女の子で。


「総長~、着替え終わりました~?」


中に居る誰かに向かって、声を掛けながら入ってきた。


……そ、総長!?


最近では聞きなれてしまったその単語に、思わず反応してしまう私。