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「……で? 進路指導のお局に、卒業と同時に結婚するってバカ正直に伝えた、と」
本日も食堂の端っこでランチを食べながら、綾ちゃんに先ほどまでの進路相談の内容を伝えると
「だって……」
「だってじゃないでしょ。学年主任まで出て来ちゃって、大変だったんじゃないの?」
持っていた箸をポロリと落として
「あはは……」
「笑って誤魔化すんじゃないわよ」
はぁ~っ、と盛大に溜め息を吐かれた。
……確かに、あれから大変だった。
しばらくして戻って来た進路指導の平川先生が、学年主任の野田先生と担任の篠原先生を連れて来て。
深刻な顔をしている平川先生と野田先生とは対照的に
「周防、お前高校卒業したら結婚するんだって!?」
部屋に入って来た篠原先生の開口一番がこれだった。
「……篠原先生」
平川先生にぎろりと睨まれ
「それも相手が同い年って、チャレンジャーだな!!」
「「篠原先生っ!!」」
二人に怒られる篠原先生は、全く気にすることなく満面の笑みを浮かべてビシッと親指を立てる。


