◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「おはようございます、周防さん」
教室の後ろのドアから中に入れば
「今日も遅刻せずに来れたんですね」
入ってすぐの席に座っている長瀬さんが声を掛けてくる。
「おはようございます、長瀬さん。はい、もう教室までなら問題なく来れるようになりました」
新学期が始まって1週間。
最近の朝の日常会話がこれである。
2日目こそ危なかったけれど、今日まで何とか遅刻せずに教室まで辿り着いているのは綾ちゃんお手製の地図のおかげ。
「それは良かったです」
にこりと笑顔を見せてくれるようになった長瀬さんは、このクラスで唯一の話し相手だ。
他のクラスメイトは、それぞれグループが出来上がっていて。
お洒落な子を中心に、ファッションや彼氏、遊びの話で盛り上がっている。
もちろん、そんな会話に入っていけるはずもなく。
地味な私が話しかけたら、なんだコイツって思われるに違いない。
長瀬さんがこのクラスにいてくれて、本当に良かった。
神様、ありがとうございます!
「今日の一時間目は進路相談ですよ」
「進路相談……?」
「おはようございます、周防さん」
教室の後ろのドアから中に入れば
「今日も遅刻せずに来れたんですね」
入ってすぐの席に座っている長瀬さんが声を掛けてくる。
「おはようございます、長瀬さん。はい、もう教室までなら問題なく来れるようになりました」
新学期が始まって1週間。
最近の朝の日常会話がこれである。
2日目こそ危なかったけれど、今日まで何とか遅刻せずに教室まで辿り着いているのは綾ちゃんお手製の地図のおかげ。
「それは良かったです」
にこりと笑顔を見せてくれるようになった長瀬さんは、このクラスで唯一の話し相手だ。
他のクラスメイトは、それぞれグループが出来上がっていて。
お洒落な子を中心に、ファッションや彼氏、遊びの話で盛り上がっている。
もちろん、そんな会話に入っていけるはずもなく。
地味な私が話しかけたら、なんだコイツって思われるに違いない。
長瀬さんがこのクラスにいてくれて、本当に良かった。
神様、ありがとうございます!
「今日の一時間目は進路相談ですよ」
「進路相談……?」


