Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



それに……


「ほら、これなんかマリアに似合うんじゃないか?」


所狭しと並べられていく商品の中から、一着取り出して私に見せるマーク兄さん。


「……………………」


これ……?


「うん、似合ってるね」


「あぁ、これにしよう」


アル兄さんも、頷いて同意しているけれど


「マーク兄さん。私、普段着れる服がいい……」


マーク兄さんの手にしている商品は、明らかにパーティー用のドレスで、間違っても普段着るような服じゃない。

パーティーの多いイギリスならともかく、今の私は日本に住んでいるわけで。


……これを、何処に着て行けと?


「それなら、他の店で普段着れる服も買おうか」


「……………………」


私の意見を聞いたマーク兄さんは、持っていたドレスを店員さんに渡して「これに合う小物も一式」と更に注文をつける。