そう告げたら。
柔らかく細められていた瞳が、瞬時に艶めいたものに変わって。
「なら、これから先もずっと俺に愛されてろ」
耳元に響いた甘い誘惑と共に下りてきた唇に。
組み敷かれて与えられる刺激に、身体が震えた。
この空間で感じるのは、お互いの体温と鼓動だけで。
最初は引き攣れる痛みで意識が飛びそうになっていたのに。
気がつけば、あれだけ酷かった痛みは鈍い痛みに変わり。
少しずつ快感を拾い始めた私の口からは、絶えず乱れた声が漏れていた。
自分の身体が自分のものじゃなくなるような初めての感覚に、漠然とした不安と恐怖に襲われるけれど。
それを与えているのが自分の一番大切な人だと思えば、それも消えていく。
身体の曲線を確かめるように滑る指先も。
深く甘いキスも。
触れ合う、しなやかな温もりも。
どれもが、とても優しくて。
言葉を交わさなくても、絡んだ指先から伝わってくる私への想いが泣きたいほどに胸に染み込んでくる。
外では未だに雪が降り続けているけれど。
魁さんから与えられる溢れるほどの愛と熱に包まれて、溺れるように意識を手放した。


