Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「大丈夫か?」


「な、んとか……」


本当は全然大丈夫じゃないんだけど!

それよりも。

目の前の魁さんが、何かを堪えるように歯を食いしばっていて。

ものすごく辛そうに見えるから、一瞬自分の痛みなんて吹っ飛んでしまった。

ぎゅっと私を抱きしめたまま、動かなくなってしまった魁さん。


───もしかして、魁さんも痛いの?

あれ? 男の人も初めての時って痛いんだっけ?

男性側も痛みを伴うなんて聞いたこともないし、初心者の私が知るはずもなく。

固定されて身動きできないまま、なんとか痛みを逃そうと深く息を吐きながら朦朧としていれば


「───これで、全部俺のものだ」


鼓膜に響いてきたのは、熱い吐息と低く掠れた声。