素肌に触れる指先は、どこまでも優しい。
身体中に与えられるのは甘やかに吸い上げる唇の感触と、そっと触れてくる大きな手の温もり。
時々ちくりとした痛みが走るけれど、そこをぺろりと舐められて背筋に快感が走る。
魁さんの唇は、火傷をしてしまいそうなほど熱くて。
最初は触れるだけだったキスも、淫らに動く指先と共にどんどんと激しさを増していく。
その間にできることといったら。
魁さんのキスになんとか応えて、与えらえる快楽に身を委ねるだけ。
手足を絡め取られたまま与えられる刺激に、自分の意思とは関係なく震える身体が溶けてしまいそうな感覚に襲われる。
どれくらい時間が経ったのか。
何度も高みに押し上げられた身体は、くったりとして力が入らなくなっていた。
その脱力しきった膝を、大きな手に割り開らかれ
「───マリア」
呼ばれた声に涙で滲んだ視線を向ければ、その先には欲情の色を濃くした瞳があった。
足の付け根に感じる熱に、身体が硬直するけれど。
「愛してる」
愛の囁きと共に落ちてきた甘くて熱い口づけに力が抜けた瞬間。
その熱は、ゆっくりと。
静かに体内に沈み込んできた。


