Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



試すって何を?

頭に浮かんだ疑問を聞こうとしたら


「お前が妊娠できるかどうか」


「んぅっ」


言葉ごと魁さんの唇に飲み込まれた。

私が妊娠できるかどうかって……

酸素不足な頭で必死に考える。


「かい、さ……」


やっと自由になった唇で、息も絶え絶えに口を開けば


「そんなに不安なら、今から避妊しないで毎日お前を抱くか」


「え?」


毎日!?


「子作りは、早い方が確率が上がるだろうし……」


「え?」


「今子供が出来たら、お前は高校卒業できなくなるかもしれないが」


「え?」


真顔で言われて固まる私。

避妊しないで私を抱く?


「俺が卒業してお前と結婚する頃には、家族三人だ」


「えぇ!?」


にこりと、極上の笑みを見せる魁さん。


「その前に、マークさんに殺されそうだけどな」


冗談っぽく言っているけれど、きっと本気だ。

だって、目が笑っていない。


「あ、あのっ、私、高校だけは卒業したい、です」


身の危険を感じて、必死に訴えてみれば


「冗談だ」


くっ、と喉の奥で笑う魁さん。

いえ、本気でしたよね!?