うーん……
おかしいな。
安心してもらおうと思って話したのに、逆効果になっているのは何故だ。
どう話せば、魁さんにちゃんと伝わるかのかな?
そんなことを考えていたら。
「……もっと、周りを頼れよ」
「え?」
「もっと、俺や兄貴達を頼れ」
魁さんや兄さんたちを頼る?
「何言ってるんですか。私、魁さんにも兄さんたちにも頼りっぱなしですよ?」
「……………………」
「この間の暁さんたちのことだって、魁さんや兄さんたちにどれだけ助けてもらったか」
これ以上頼ったら、罰が当たるんじゃないかっていうくらい頼っているのに。
「あれは、頼るのとは違うだろ」
納得いかないようで。
「お前が誰にも言わないで、今まで自分で何とかしようと頑張っていたのはわかってる」
魁さんの口から出てきた次の言葉に
「イギリスでのことも」
無意識に体が硬直する。


