Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】




「少し休むか」


一通り観光をして、足が疲れてきた頃に魁さんが連れてきてくれたのは、ホテルの中にあるお洒落なカフェだった。


「わぁ……すごい並んでますね」


かなり歩き回ったから、本当はすぐにでも座りたかったのだけれど。

入口から続く長蛇の列ができていて、すぐには入れそうにない。


───これ、一時間以上待つんじゃないの?

そう思っていたのに。


「ご予約の結城様、二名様ご案内致します」


一時間どころか、入店5秒で席に案内されました。

さすがです、魁さん!



「……予約取っていたんですね」


ウェイトレスさんが、おしぼりを置いて離れたのを確認してから尋ねてみれば


「あぁ。一年中混んでいる店だと聞いていたからな」


「い、一年中……」


とても人気のあるカフェのようで。

魁さんもこういうお店に興味があるのかな?と思っていたら……


「よく知っているんですね」


「慧に聞いた」


「なるほど……」


情報源を聞いて納得した。

色々な女の人たちとデートをしまくっている慧さんならば、絶対詳しいよね。