Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





「わぁ、すごい……!!」


眼下に広がる景色を見て、思わず感嘆の声を上げた。

目の前には、雄大な富士山。

視線を動かしていけば、大きな湖に浮かぶ遊覧船が小さく見えて。


「……………………」


何処を見渡しても、溜め息が零れるほどに美しい絶景のパノラマが広がっている。


今、私達がいるのは、駒ケ岳の山頂。

魁さんがバイクで連れてきてくれたのは、箱根だった。


感動して駆け出そうとしたら


「足元に、気をつけろよ」


「はぁーい! うわっ……!!」


横からの強風に飛ばされそうになって、バランスが崩れ。

何とか体勢を立て直そうと頑張ったのに。

無情にも、更なる風の圧力に体は流されていく。


───う、嘘でしょ!?


こんな大勢の前で転ぶなんて、恥ずかしすぎるっ!!