病院で目が覚めた翌日。
部屋の鏡で見た自分の顔は、想像していたよりも遥かに酷いもので。
人間の顔って、腫れるとこんなに変形するものなんだ……と、驚いた。
これだけ酷い怪我は、あの時以来だったから。
兄さん達は、怖くなったのだと思う。
腫れが引いてくるまでの間、魁さんはもちろんのこと、兄さん達にも顔を見られるのが恥ずかしくて。
面会に来てくれた時には、いつも布団で顔を隠していたのだけど……
その行動が、余計に兄さん達を心配にさせてしまったのかもしれない。
もしかしたら、以前の私に戻ってしまうのではないか、と。
だから。
「ね?」
兄さん達には、できるだけ明るく振る舞う。
もう、あの時の私には戻らないよ!という思いを込めて。
「……………………」
「……………………」
そんな私を、複雑な表情で見ていた兄さん達だけど。
目を閉じてしばらく考え込んでいたマーク兄さんが、ふぅ…と小さく溜め息を漏らした。


