Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





病院で目が覚めた翌日。

部屋の鏡で見た自分の顔は、想像していたよりも遥かに酷いもので。

人間の顔って、腫れるとこんなに変形するものなんだ……と、驚いた。

これだけ酷い怪我は、あの時以来だったから。

兄さん達は、怖くなったのだと思う。


腫れが引いてくるまでの間、魁さんはもちろんのこと、兄さん達にも顔を見られるのが恥ずかしくて。

面会に来てくれた時には、いつも布団で顔を隠していたのだけど……

その行動が、余計に兄さん達を心配にさせてしまったのかもしれない。

もしかしたら、以前の私に戻ってしまうのではないか、と。

だから。


「ね?」


兄さん達には、できるだけ明るく振る舞う。

もう、あの時の私には戻らないよ!という思いを込めて。


「……………………」
「……………………」


そんな私を、複雑な表情で見ていた兄さん達だけど。

目を閉じてしばらく考え込んでいたマーク兄さんが、ふぅ…と小さく溜め息を漏らした。