Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





何で、そんなことで競い合うのか……疑問だ。


「あ、ありがとう……美味しそうだから、イチゴもメロンも両方もらおうかな」


どっちかなんて選んだ日には、大変なことになるから。

取り敢えず、持ってきてくれたフルーツを受け取ってサイドテーブルに置けば、嬉しそうに目を細める兄二人。


「それよりも兄さん達、日本に来てからもうすぐ二週間になっちゃうけどイギリスに戻らなくていいの?」


そんな二人に疑問を投げ掛けてみれば


「ん? 俺は大丈夫だよ。急ぎの用もないし、まだしばらくはマリアの傍にいられる」


「……そうなんだ」


「なんなら、ずっと日本にいてもいいし。でも、兄さんはそろそろ戻らないと仕事に支障を来すんじゃない?」


なんだか恐ろしい言葉を口にしながら、マーク兄さんに視線を向けるアル兄さん。


「俺の心配ならば無用だ。仕事なら日本でもできる」


そのマーク兄さんも、まだイギリスに帰る気がないらしい。