Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





あの大男の拳を受け止めた時に、骨が折れただろうなとは思っていたけれど。

骨折に全身打撲って……

ほんと、あの男達容赦なかったな。

それよりも気になったのは、響先生の最後の言葉。


「私の顔、そんなに酷いことになっているんですか……」


暁さんに殴られたところが、腫れて痣になっているらしい私の顔。

さっきから感じていた、ジンジンとした鈍い痛みはそのせいだったのか。

先生に尋ねたはずなのに


「痛々しくて、見てられないよ。可愛い妹が、こんな目にあわされるなんてっ!」


それに答えたのは先生ではなく、再び号泣するアル兄さんと


「マリアが受けた傷は、クソガキ共にきっちりと責任を取ってもらう」


ブラックなオーラを醸し出しているマーク兄さんで。


「……………………」


最後にマーク兄さんが呟いた「その身が朽ち果てるまで、な」という恐ろしい言葉は聞かなかったことにした。