あの大男の拳を受け止めた時に、骨が折れただろうなとは思っていたけれど。
骨折に全身打撲って……
ほんと、あの男達容赦なかったな。
それよりも気になったのは、響先生の最後の言葉。
「私の顔、そんなに酷いことになっているんですか……」
暁さんに殴られたところが、腫れて痣になっているらしい私の顔。
さっきから感じていた、ジンジンとした鈍い痛みはそのせいだったのか。
先生に尋ねたはずなのに
「痛々しくて、見てられないよ。可愛い妹が、こんな目にあわされるなんてっ!」
それに答えたのは先生ではなく、再び号泣するアル兄さんと
「マリアが受けた傷は、クソガキ共にきっちりと責任を取ってもらう」
ブラックなオーラを醸し出しているマーク兄さんで。
「……………………」
最後にマーク兄さんが呟いた「その身が朽ち果てるまで、な」という恐ろしい言葉は聞かなかったことにした。


