Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





二人が戻って来たのは、それから二十分ほど経ってからだった。

マーク兄さんに、いったい何を言われたのかとハラハラしていたけれど……


「魁、後でデータを送ってやる」


「ありがとうございます」


なんだか楽しそうに話をしながら、部屋に入ってきた二人。


───あれ、大丈夫そう?


その表情を見ても、私が心配していたような話にはならなかったようで少しホッとした。

それから皆で話しをして。

響先生からは


「マリアちゃんは、このまましばらく入院になるからね」


「え……、入院ですか?」


「そう。君、左腕の尺骨骨折と全身打撲。口の中も切れてるし、まだ鏡を見ていないからわからないかもしれないけど、顔を殴られて腫れているし痣も酷いからさ」


アナフィアキシーショックのこともあるから、色々と細かい検査が必要なんだ。と、ショッキングな説明をされた。