Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





その表情で、場の空気ががらりと変わる。


「……………………」


───やっぱり、マーク兄さん怒ってるじゃんっ!!


魁さんに話って、なにを言うつもりなの!?


「アル。席を外している間、マリアを頼む」


「わかった」


兄さん達の会話を聞いている間も、不安な気持ちはどんどん大きくなっていく。

握っていた私の手を、そっとアル兄さんの手に乗せたマーク兄さんに


「マーク兄さん……?」


窺うように声を掛ければ


「どうした?」


「あ、あの……」


魁さんに話って、何の話?

そう聞きたかったのに


「マリアは、何も心配しなくていいんだよ」


私が次の言葉を言う前に、優しく遮られてしまう。