その表情で、場の空気ががらりと変わる。
「……………………」
───やっぱり、マーク兄さん怒ってるじゃんっ!!
魁さんに話って、なにを言うつもりなの!?
「アル。席を外している間、マリアを頼む」
「わかった」
兄さん達の会話を聞いている間も、不安な気持ちはどんどん大きくなっていく。
握っていた私の手を、そっとアル兄さんの手に乗せたマーク兄さんに
「マーク兄さん……?」
窺うように声を掛ければ
「どうした?」
「あ、あの……」
魁さんに話って、何の話?
そう聞きたかったのに
「マリアは、何も心配しなくていいんだよ」
私が次の言葉を言う前に、優しく遮られてしまう。


