Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】




「どうした?」


私の言葉を待っていてくれる魁さんに


「……わ、私は、……」


「ん?」


「私、は……魁さんと別れたく、ないっ!」


「……………………」


自分の思いを涙ながらに訴えてみれば


「───何で今の話の流れで、俺とお前が別れることになるんだ」


不機嫌さの滲む声音が返ってくる。


「だって、マーク兄さんに……」


「マークさん?」


マーク兄さんに、別れろって言われる可能性が高いんだもん! と、叫びそうなった声は続かなかった。

だって。

バタバタと、廊下を走って来る複数の足音が聞こえたかと思ったら


「「マリアっ!!」」


物凄い勢いで開いた扉から、今話をしていたその人が飛び込んできたから。