そんな私の様子を見ていた響先生が
「他に痛むところはない?」
同じ質問を向けてくるから
「ないです」と首を横に振ると、ホッとしたように表情を和らげる。
「あの、私……」
そんなに深刻な状態だったのでしょうか?と、気になっていたことを聞こうとすれば
「マリアちゃんは重度のアナフィラキシーショックを起こして、此処に運び込まれたんだよ」
「アナフィラキシーショック、ですか?」
「そう。此処に運び込まれた時は心肺停止状態でね。一時は、本当に危険だったんだ」
響先生の口から出てきた言葉に冷や汗しか出てこない。


