横になったまま飲むのは恥ずかしかったけれど、寝起きの体は思った以上に怠くて。
何でこんなに怠いんだろう?と思いながらも、早々に羞恥心を投げ出した私は、目の前のストローに口を付けた。
ごくり。
喉を通り過ぎる水が、枯れた大地に染み込むように体の中へ浸透していく。
……あぁ、美味しい。
どうやら、とても喉が渇いていたようで。
気がつけば、500㎖ペットボトルの半分ほどの量の水を一気飲みしていた。
ストローを口から離せば、ぷはーっと満足した息が漏れる。
「もういいのか?」
「……はい」
心配そうに聞いてくる魁さんに返事をしたけれど、喉が潤ったことで声を出しても痛くなかった。


