Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





魁さんや響先生?

そりゃ、わかるに決まってる。

何でそんなことを聞くんだろう?と不思議に思いながらも、こくりと頷けば


「じゃあ、どこか痛いところはないかな?」


今度は、痛いところはないかと聞いてくる。

どこかに異常がないか、注意深く観察している響先生に


「ぁ……喉、が……」


さっきから、ヒリヒリと痛む喉のことを伝えれば


「随分、声が掠れちゃってるね。少し、水分を摂ったほうがいい」


眉を下げて苦笑いをすると、魁さんをちらりと見た。

その視線に気がついた魁さんは、名残惜しげに右手を離すと、近くにあったサイドテーブルからミネラルウォーターのペットボトルを手に取る。

キャップを開けて、テーブルに置いてあったストローを挿すと


「これで飲めるか?」


飲みやすいように口元へ寄せてくれた。