Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





───な、何事っ!?


普段は冷静な魁さんが、こんなに慌てているなんて。

驚きで固まる私の耳に届いたのは


「目が覚めて、よかった……」


心の底から安堵するような声。


ん? 目が覚めて、よかった?


「……………………」


もしかして、私……魁さんに心配かけちゃうほど長い時間眠ってたのかな?

二時間くらいとか?

なんて事を考えていれば、勢いよく開かれた部屋の扉。

魁さんと二人同時に視線を向ければ


「マリアちゃんが、目を覚ましたって!?」


インフルエンザの時にもお世話になった響先生が、息を切らせて入ってくるところだった。