───な、何事っ!?
普段は冷静な魁さんが、こんなに慌てているなんて。
驚きで固まる私の耳に届いたのは
「目が覚めて、よかった……」
心の底から安堵するような声。
ん? 目が覚めて、よかった?
「……………………」
もしかして、私……魁さんに心配かけちゃうほど長い時間眠ってたのかな?
二時間くらいとか?
なんて事を考えていれば、勢いよく開かれた部屋の扉。
魁さんと二人同時に視線を向ければ
「マリアちゃんが、目を覚ましたって!?」
インフルエンザの時にもお世話になった響先生が、息を切らせて入ってくるところだった。


