Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】




───ま、眩しいっ!


急に明るくなった視界に、ぎゅっと目を瞑る。

眩しすぎて、目を開けることができない。


「マリア?」


そんな私の様子を窺うように、名前を呼ぶ魁さん。

聞こえてきた優しい声音に促されるように、ゆっくりと瞼を持ち上げれば……

ぼやけていた視界が、段々とはっきりと見えてきて。

心配そうに覗き込んでくるダークブラウンの瞳が、目の前にあった。



「……ぁ、」


魁さんだ。

彼の顔が見えて、ホッと息を吐いたのも一瞬。

切れ長の瞳を大きく見開いたと思ったら、ものすごい速さでナースコールのボタンを押した魁さんは


『どうされまし……』
「直ぐに来てくれ! マリアが目を覚ましたっ!」


スピーカーの向こう側から聞こえてきた声を遮るように叫んだ。