「……………………」


───あれ……?


ここ、どこだろう?

シン…と静まり返ったこの部屋は、電気が消えているからなのか暗くて。

視界に入ったカーテンの隙間から僅かに見えた窓の外には、いくつもの星が見えた。


───私、なんでこんな所で寝てるんだっけ?


ぼんやりと考えるけれど、寝起きの頭ではうまく思考がまとまらない。


えーと、確か……

魁さん達が話しをしている最中に手が震えだして。

息苦しくなったと思ったら、目の前が真っ暗になった。

……で、そこからの記憶が無い。


「……………………」


と、いうことは。

私、少しの間、気を失っていたのだろうか?