Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】





平然と言ってのける暁。


「てめぇ、殺されてぇのか」


その言葉に瞬時に怒りが湧き上がり、吐き出した声が震える。

この女はマリアちゃんのあの状態を見ても、まだそんなことが言えるのか。


「なによ、今度は脅し? サツの前で、そんなこと言っていいの? あんた達も脅迫罪で捕まっちゃうかもよ」


俺達に向かって、くすりと口端を引き上げた暁は


「まぁ、このまま捕まっても、どうせすぐに出てこれるわよ。私達、未成年だし」


「……………………」


「確かにマリア・ウィンザーを拉致・監禁して殴ったけど、薬に関しては未遂だもの」


確信しているかのように、目を細めた。


───捕まっても、すぐに出てこられる?


未成年だから。

たったそれだけの理由で、彼女にしたことが許されるのか?

それが許せなくて、爪が掌に食い込むほど強く握り締める。


「───蓮」


いい加減、我慢の限界だった。