この部屋にサツが到着したのは、それから15分後のこと。
既に縛り上げて大人しくなっていた男たちを、順に連れ出していく警察官達。
その中には、顔見知りの刑事もいた。
それを横目で見ながら、様子を伺っていた暁はといえば……
「……っ……」
大勢のサツを目にして一瞬強張った表情を見せた後は、先ほどまでと変わらずツンとした態度でそれを見ていた。
あれだけ青褪めていた顔は色を取り戻し、取り乱すこともない。
「随分と大人しいじゃねぇか」
それを皮肉げに口にした蓮。
「手足を縛られてちゃ、何もできないじゃない。喚いたって疲れるだけだわ」
「───反省の色もねぇのかよ」
「反省? 何の?」
「「あ゛?」」
「あの女にしたことなら、悪いなんて思ってないから」


