Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】



「え……と、目が覚めたら誰も居なかったので、誰かを呼びに行こうと思って廊下を覗いてました……」


「……………………」


ちゃんと答えたのに、なぜか無言で私を見下ろしている魁さんは顔を顰める。


「あの……?」


「ベッドの脇に内線電話があっただろ?」


「え? 内線電話?」


そんなの、どこにあったの?


「見てないのか」


「……はい」


「まったく、気づきませんでした」そう苦笑いで返事をすれば


「お前が、部屋を出る前で良かった」


私を見て、盛大な溜め息を吐いた魁さん。