Wonderful DaysⅢ【野いちごバージョン】




それに反応した彼女が、びくりと肩を揺らす。

ぎこちなく首を動かして向き直った暁さんは


「…………っ!!」


目の前の魁さんを見上げた瞬間、息を呑んだ。


「な? だから、サツに感謝しろって言ったんだよ。サツが来なけりゃ、今頃はテメェもあの男達と同じ姿になってたんだからな」


固まった彼女の後ろからすっと伸びた指先が、視線を促すように近くで倒れ込んでいた男に向けられる。


「ひっ……!」


小さく悲鳴を上げた暁さん。


「だから……あぁなりたくなかったら、とっとと情報屋の名前を吐いた方がいい。魁の我慢もそろそろ限界だ」


その反応に怖い笑みを浮かべた葵さんが、魁さんに視線を向けた。