それに反応した彼女が、びくりと肩を揺らす。
ぎこちなく首を動かして向き直った暁さんは
「…………っ!!」
目の前の魁さんを見上げた瞬間、息を呑んだ。
「な? だから、サツに感謝しろって言ったんだよ。サツが来なけりゃ、今頃はテメェもあの男達と同じ姿になってたんだからな」
固まった彼女の後ろからすっと伸びた指先が、視線を促すように近くで倒れ込んでいた男に向けられる。
「ひっ……!」
小さく悲鳴を上げた暁さん。
「だから……あぁなりたくなかったら、とっとと情報屋の名前を吐いた方がいい。魁の我慢もそろそろ限界だ」
その反応に怖い笑みを浮かべた葵さんが、魁さんに視線を向けた。


